症例紹介

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前歯の抜歯即時埋入インプラント

30代 / 男性 / 2021年4月27日 公開

  • 治療前レントゲン写真

  • 治療後レントゲン写真

治療内容
  • 抜歯
  • 骨造成
  • インプラント埋入
  • 仮歯(噛み合わせ調整)
  • セラミッククラウン

EHD グループ理事長 前島による治療例です。30代の男性患者さんで、前歯が痛くてグラグラすると来院されました。 触診すると確かに、左上1番はグラグラと動いてこのままでは 歯が脱落する状況でした。
レントゲン、CTを撮影して骨の様子を確認したところ歯冠部と歯根で歯が折れ、残念ながら診断は破折で歯を残すことはできません。周囲の歯を保つためにもインプラントによる治療をご提案し患者さんの理解と同意を得て、骨造成も併用して約1年で機能的・審美的に優れたインプラント治療を終えました。

治療ステップ

治療ステップ1
診査診断

左上1番の根先端に病巣がありました。 口腔内では歯冠部と歯根に亀裂を確認できましたが、レントゲンでは明らかな破折線は認められませんでした。

通常のレントゲンに加えてCTにより3次元的に診断を行います。その上でコンピューターによるシュミレーション・設計を行ってインプラント手術を支援するガイド(SMOP)を作製して手術計画を立てます。

コンピュターガイド(SMOP)を用いてインプラント手術を行うとインプラントの挿入角度や深さが、シュミレーション通りに正確に行うことができるため、恵比寿・広尾歯科のインプラント手術では標準的に使用しています。

治療ステップ2
インプラント手術・抜歯即時埋入

破抜歯を行った直後です。

抜歯を行ったところ歯肉縁下にて歯冠と歯根が破折していました。

抜歯した抜歯窩にインプラントを挿入します。骨の良い状態は事前に確認していたため、インプラントはしっかりと固定されました。

インプラントを挿入しポジションをチエック、それから仮歯を装着します。 今回はインプラント手術当日に仮歯を装着する治療計画で手術を行いました。仮歯が正しく機能していることを確認し、この日のインプラント手術を終了しました。

仮歯は機能面と見た目の審美面を、最終的な被せ物に反映させるために不可欠です。歯ぐきの安定を図るため、手術後セットした仮歯をそのまま使用しました。

手術後インプラントのポジションをCTにて確認。骨の中にインプラントが正しく収まり、唇側にも骨を添加しているのが確認できました。

治療ステップ3
セラミッククラウン(上部構造) のセット

手術終了後9ヶ月目で最終的なセラミックを装着。その後2ヶ月間の経過観察をもって今回のインプラント治療に問題ないことを確認し治療完了とした。 治療後はもともとあった右上1番となるべく 対照となるよう細心の注意を払ってセラミックにて修復しました。

セラミッククラウン(上部構造)セット後、6ヶ月の状態です。レントゲンで骨とインプラントの状態を確認します。骨吸収や痛み、炎症もなく安定していること。日常においてもインプラントで不自由なく生活されていることを確認しました。

治療費

インプラント手術 1本 300,000 円
骨移植、結合組織移植 1回 150,000 円
静脈内鎮静 1回 60,000 円
CT解析費用 1回 10,000 円
上部構造(仮歯、セラミック)1本 150,000 円
合計 670,000円 (税込 737,000円)

※価格は税別です。

※保険外診療による治療費用を明記しています。

※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。

※費用は治療当時のもので現在と異なりますことをご了解ください。

※グループ治療実績をお伝えするため、理事長症例を紹介しています。

リスク・副作用

インプラント手術後は腫れや傷みが生じることや、内出血等による唇の変色などが一過性に出る場合があります。

治療担当

歯科医師:前島 哲也 (EHD 理事長)