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西荻窪・杉並歯科 症例紹介
広範囲な歯周病と骨欠損を保険診療で治療
30代 / 男性 / 2021年6月18日 公開
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治療前
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治療後
治療内容
- 歯周基本治療 (歯ブラシ指導・歯石除去)
- 再評価(デンタル10枚法・歯周ポケット検査)
- 歯周外科治療
- フラップ手術
- 歯周組織再生療法
- 再評価(デンタル10枚法・歯周ポケット検査)
- ブリッジ再固定
患者さんは歯ぐきからの出血を主訴としてご来院されました。歯周病(歯槽膿漏)の自覚症状がいつ頃からだったのか、記憶をたどって頂きながらヒアリングしました。目視でも歯ぐきは大きく腫れていて出血し、膿がたまって排膿していたことから、広範囲に炎症が進んでいることがわかります。その上でデジタルレントゲン、歯周ポケット検査、出血・排膿の検査などを行ないました。 検査の結果は下顎前歯部、左右下顎臼歯部に骨欠損があり、広範性慢性歯周炎と診断をお伝えし、併せて治療計画をお話ししました。
治療ステップ
治療ステップ1
初診(診査診断)
歯ぐきは腫れて出血や排膿があり炎症が進んでいました。これは歯周病(歯槽膿漏)による炎症が広範囲に進んでいることを示しています。
レントゲンでは歯肉の下に歯石の付着がが認められ、さらに歯を支える骨の欠損(歯周病で骨が壊死する)も認められました。ここまで歯周組織が破壊されると、PMTC などのクリーニングでは完治することは難しいと診断しました。
治療ステップ2
治療計画
失われた顎骨の再生までを考えると、治療に1年以上の期間が必要なことをお伝えしました。継続した治療をご希望頂いたので、治療計画を策定します。 1. 歯周基本治療 (TBI・歯石除去) 2. 再評価 3. 歯周外科手術・再生療法 4. 被せ物のやり直し 5. メンテナンス 最初に歯周基本治療として、歯ブラシ指導(TBI)と同時に歯石除去することで歯ぐきの改善を図ります。その後、再検査により評価をおこない歯周基本治療で改善の難しい部分は歯周外科処置で対応します。
治療ステップ3
右下臼歯部歯周外科手術
臼歯部(奥歯)の骨が歯周病(歯槽膿漏)による炎症により壊死して失われています。歯の根の深いところが感染して悪化しているため歯ぐきを切開して開いて、歯の根の付近など奥深くに付着した歯垢・歯石を取り除きます。通常は中程度以上の歯周病(歯槽膿漏)治療におこなわれます。
右上臼歯部歯周外科手術
臼歯部(奥歯)の骨が歯周病(歯槽膿漏)による炎症により壊死して失われています。歯の根の深いところが感染して悪化しているため歯ぐきを切開して開いて、歯の根の付近など奥深くに付着した歯垢・歯石を取り除きます。通常は中程度以上の歯周病(歯槽膿漏)治療におこなわれます。
右上臼歯部歯周外科手術
臼歯部(奥歯)の骨が歯周病(歯槽膿漏)による炎症により壊死して失われています。歯の根の深いところが感染して悪化しているため歯ぐきを切開して開いて、歯の根の付近など奥深くに付着した歯垢・歯石を取り除きます。通常は中程度以上の歯周病(歯槽膿漏)治療におこなわれます。
治療ステップ4
治療後の再評価とメンテナンス
治療後、歯ぐきが引き締まりました。歯ぐきからの出血は無くなりました。歯ぐきが引き締まることで歯が長く見えますが、これは改善している証です。
治療後レントゲン
初診時と比較すると炎症が改善して骨のラインがはっきりとしてきました。 ここまで組織が改善してくると歯周病(歯槽膿漏)による炎症も収まり症状が改善されてきます。
レントゲンの比較
部分の骨の高さが変わったりラインがはっきりくっきりしてきている。 又は、骨のラインがはっきりしてきている。
治療費
合計 | この治療は全て保険診療により行われているので保険診療点数票(2018年)による |
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※価格は税別です。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※費用は治療当時のもので現在と異なりますことをご了解ください。
※グループ治療実績をお伝えするため、理事長症例を紹介しています。
リスク・副作用
歯周外科治療では切開により、一時的な腫れや痛みが生じることがあります。
治療担当
歯科医師:前島 哲也 (EHD 理事長)