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マウスピース矯正で噛めない前歯を矯正

50代 / 女性 / 2021年8月4日 公開

  • 治療開始時

  • 治療終了時

治療内容

EHD グループ理事長 前島による治療例です。50代の女性患者さんで、前歯のガタガタが気になり噛み合わせも治療したいと来院されました。デジタルレントゲンと歯科用CTによる診査診断で第一大臼歯の上下左右の位置からアングル1級の開咬(オープンバイト)、ならびに前歯部の叢生と診断しました。マウスピース型矯正(インビザライン)による治療計画をご提案し、1年3ヶ月(15ヶ月)で矯正治療を完了しました。

治療ステップ

治療ステップ1
診査診断

患者さんの主訴であった前歯のガタガタ(叢生)の解消とともに、臼歯部の噛み合わせ安定させる治療計画を作成、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)による矯正治療を選択しました。

初診来院時より、上顎右側は1番、3番、4番の歯肉退縮が目立ちます。

同様に、上顎左側3番の歯肉退縮が目立っています。また左側2番は欠損しています。

下顎前歯部は排列とともに、圧下(歯を押し下げること)を中心とした治療計画を策定します。

上顎前歯部は主訴の通りクラウディング(叢生)が目立つ状態です。

デジタルレントゲンと歯科用CTによる検査

レントゲンで歯と顎骨の状態をチエックします。同時に顎関節と咬合の診査を行って、本来の咬合・咀嚼位置を診断することで、患者さんご自身の適切な噛み合わせ位置を見つけることで歯並びだけでなく、自然に噛める機能性を保った矯正治療の手助けとなります。

歯科用CTの撮影データを分析することで、今回の患者さんのように前歯のガタガタ(叢生)を治療する際に歯をどれくらい安全に移動させることができるか?診断します。

マウスピース型矯正(インビザライン)の治療トラブルで散見される移動した歯が顎の骨から飛び出すことを防止します。 もし顎関節に問題を抱えている場合は、矯正治療の第一段階として、顎関節の治療を3ヶ月~6ヶ月ほど行います。

治療ステップ2
治療シミュレーション

マウスピース型矯正(インビザライン)の専用シミュレーションソフト(クリンチェック)で矯正治療の計画を策定していきます。

治療開始時

シミュレーション10ヶ月後の状態です。クリンチェックでの治療計画時に、下顎前歯部の歯が移動により骨からでることのないように、現実的な動きとなるように設計ました。

治療開始後10ヶ月の第一段階では、ほぼ治療シミュレーション通りに歯が移動していることがわかります。 検診時に細かな部分のズレを見つけて微修正を続けます。

治療ステップ3

治療計画からズレていた細かな歯の動きを修正し、マウスピースを作成して治療の最終ゴールへの修正部分の確認をおこないます。

マウスピース型矯正は最初の治療計画だけにとらわれず、検診毎のチェックで微細な変化を見逃さず治療計画の修正を行うことが大切です。

治療ステップ4

15ヶ月後に治療計画でお話しした見た目と機能を満たし、マウスピース型矯正の治療終了となりました。
この後、初診時からの歯肉退縮に対して歯ぐきの再生処置(CTG)を行う予定です。

EHD グループのマウスピース型矯正(インビザライン)治療は、平均3回〜4回程度のマウスピースの作り直し(微調整)をしながら歯並びと噛み合わせ機能の両立を実現しています。

マウスピース型矯正の治療開始から1年3ヶ月(15ヶ月)で矯正治療を完了しました。

矯正治療の完了後はマウスピース型リテーナー(保定装置)を指定期間装着頂き、歯の後戻りを防止します。

治療費

インビザライン装置、治療費 102万円
検査費用 2万円
リテーナー 5万円
合計 税抜 109万円 (税込 119万9千円)

※価格は税別です。

※保険外診療による治療費用を明記しています。

※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。

※費用は治療当時のもので現在と異なりますことをご了解ください。

※グループ治療実績をお伝えするため、理事長症例を紹介しています。

リスク・副作用

マウスピースの使用により稀にでアレルギー、また口内炎が生じることがあります。

歯の移動には痛みが生じることがあります。

使用時間をお守り頂けない場合計画した歯並びにならない可能性があります。

治療担当

歯科医師:前島 哲也 (EHD 理事長)