症例紹介

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前歯の深い噛み合わせを歯並びをマウスピース矯正で治療

30代 / 男性 / 2024年1月17日 公開

  • 矯正治療前

  • 矯正治療後

治療内容

樋口しおり医師による(恵比寿・広尾歯科)治療例です。30代男性の患者さんです。前歯が下の歯を覆い隠す深い噛み合わせ (オーバーバイト)でした。この深い噛み合わせが(審美的に)気になるとご来院され、恵比寿・広尾歯科でのマウスピース矯正をご希望されました。デジタルレントゲンと歯科用CTによる診査診断の結果、奥歯の咬合関係に大きな問題はなく、噛み合わせ不調の訴えもなかったことから、審美的に優れたスマイルラインの獲得、歯の重なりの改善、咬み合わせたときに下の歯が見える、の3点を矯正治療のゴールとして設定しました。マウスピース型矯正(インビザライン)による治療計画をご提案、治療開始から約2年3ヶ月で矯正治療を終えました。

治療ステップ

治療ステップ1
治療計画

この患者さんの咬合(咬み合わせ)関係は問題なく、顎の痛みなど咬み合わせの不調等もなく、主訴は、審美(見た目)の改善でした。

治療ステップ2
診査診断

奥歯の傾きを矯正することで本来の咬み合わせの高さを確保し、歯列弓を広げながら捻れた(捻転)歯を並べ歯が重なっているところを改善して正して、正しく歯を並べるスペースを作ります。

上下が咬み合った時に下の歯の一部が見えること、ニコっと笑った時に上の歯の先端のラインを結ぶラインが、下唇のラインと一致してカーブしているのが美しさ基準の一つとされ、これをスマイルラインと呼びます。

このスマイルラインは男女で異なり、男性の場合はまっすぐに近いほど男性的な印象になります。患者さんとご相談の上で、ゴールはスマイルラインの獲得、歯の重なりの改善、かみ合わせたときに下の歯が見えるようになる。の3点としました。

治療ステップ2
診査診断

治療前の上顎前歯は先端は深い噛み合わせによる、咬耗によりすり減って曲がっているように見えますが、歯軸はまっすぐで見た目ほど悪い状態ではありませんでした。

治療ステップ3
治療シュミレーションと治療経過

マウスピース型矯正(インビザライン)専用のシミュレーションソフト(クリンチェック)で治療に沿って歯の移動をシミュレーションします。このクリンチェック作成時は顎骨から歯が出ないよう、矯正計画が現実的な歯の動きとなるように設計することが重要です。

治療経過1

下顎奥歯の傾きを起こしてゆくのと同時に上顎のアーチを広げていくことで、前歯の重なりを改善していきます。その後、同様に下顎前歯の重なりを改善するために、下顎のアーチも広げていきます。このように、上顎・下顎のアーチを適正に矯正していくことで、奥歯の凹凸がしっかり噛み合うようになります。

治療経過2

重なっている歯を並べるためのスペースを作るために、前歯4箇所ほどに対して「歯と歯の間」を削っていきます。これはIPR(ディスキング)と言う手法で、約0.3ミリ程の僅かに歯の一番硬い部分のみを削る施術のため、痛みや沁みなどの症状を感じることはありません。

こうして歯の移動と、歯の側面を削ることによって生まれたスペースに、歯を並べていくことで前歯の重なりが改善し、同時に傾きを矯正したことで奥歯のかみ合わせが上がった咬合時に正面から見て下の前歯が美しい形で見えるようになりました。

奥歯のかみ合わせが左右で均等になるように微調整をおこない、スマイルラインを整えてマウスピース型矯正(インビザライン)のフィニッシュに向かいます。

治療費

インビザライン装置、治療費 102万円
検査費用 2万円
補助装置 10万円
合計 税抜 114万円 (税込 125万4千円)

※価格は税別です。

※保険外診療による治療費用を明記しています。

※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。

※費用は治療当時のもので現在と異なりますことをご了解ください。

※グループ治療実績をお伝えするため、本院症例を紹介しています。

リスク・副作用

マウスピースの使用により稀にアレルギー、また口内炎が生じることがあります。

歯の移動には痛みが生じることがあります。

マウスピースの装着時間をお守り頂けない場合、計画した歯並びにならない可能性があります。

治療担当

歯科医師:樋口 しおり